ポスティング広告について
ポスティングは、チラシやDMなどを一軒一軒手配りでお届けするという極めてアナログな広告媒体です。
そのため、住宅や事業所が密集する都市部では、比較的費用が安く済みますが、人口密度の低い地方部では費用が跳ね上がることになります。
しかし、費用がかかる地方部は、チラシやDMが入ることが少ないため高い効果が見込めます。
ローラー配布とセグメント配布
また、地方部で重要になるポイントとしては配布方法が挙げられます。
ポスティングには、通常配布(ローラー配布)と選別配布(セグメント配布)という2つの配布方法があります。
通常配布(ローラー配布)は、一般的に町丁目単位で配布を行います。一般家庭や商店、事業所など、全世帯の全てのポストにチラシを投函するため、在住者だけではなく、勤務者や顧客に対してもアプローチすることが可能です
一方、選別配布(セグメント配布)は、戸建て住宅のみ、アパートのみ、車庫付き住宅のみなど、細かく配布先を絞り込むことが出来ます。
地域全体にポスティング出来るローラー配布は、現在でも根強い人気がありますが、最近では、費用を抑えて効果的にアプローチすることが出来るセグメント配布が注目されています。
しかし、セグメントを絞りすぎると、作業効率が悪くなるため、かえって費用が高くついてしまうことになります。
そのため、条件を絞り込み過ぎることは避け、集合住宅のみ、アパートのみなど比較的易しい条件を設定するのが一般的です。
配布地域を柔軟に設定できる
配布地域は、各ブロックを町丁目単位で区分けすることも出来ますが、道路や路線、河川などで細かく線引き出来るなど柔軟な設定をすることが可能です。
河川や道路などで区切られた一つの商圏に対して、効果的に配布することが可能なため、地域セグメントに最も強い媒体であると言えます。
ポスティングのメリット
直接配布出来る | 折込チラシは、多くのチラシに埋もれてしまいますが、ポスティングは直接ポストに投函するので、世帯の誰かが必ず手に取り見てもらうことが出来ます。その着眼率は約90%にも上ると言われています。 |
---|---|
新聞未購読者にもPRが可能 | エリアの全ポスト対象に配布をすることが可能です。(配布禁止登録物件は除く)そのため、新聞を購読していないような若年層へも効果的に訴求することが可能です。 |
配布先を細かく絞り込みが可能 | 配布エリアを町丁目単位でセグメント出来ることに加え、配布先を細かく絞り込むことも可能です。これにより、無駄なコストを減らすことが出来ます。 |
配布期日の指定が可能 | 新装開店やキャンペーンなど、状況に応じた期日指定をすることで、費用を抑えて高い反響効果が期待できます。 |
ターゲットを絞ることが可能 | 例えば、新築マンションや、新興住宅地が多い地域など子育て世代をメインにアプローチしたり、一人暮らし、高級住宅地など地域の特色に合わせたチラシ投函が可能です。 |
チラシ以外も配布出来る | ポスティング出来るものはチラシだけではありません。ポストに投函できるサイズ・形状であればどんなものでも可能です。例えば、うちわやティッシュ、ノベルティーグッズ、冊子など。 |
また、この他にもポスティングスタッフによる地域住民とのコミュニケーションにより、口コミや評判など人口に膾炙することで、二次的な宣伝効果も期待できます。
インターネットの普及により、情報伝達手段は大きく様変わりしましたが、ダイレクトな宣伝が出来る古典的な広告媒体は、今もなお変わらず実効性のある広告手段であると言えます。